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2021年6月23日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

私の出産記

2021年6月23日

公開日:2022年10月21日(金)

 今回第1子出産で武田助産院を選んだ一番の理由は、コロナ禍の状況での中、唯一立ち会いが可能だったことでした。

 妊娠4か月の時に初めて伺い、毎回夫も一緒にエコーを診たり、先生や助産師さんとお話しながらの健診は、とても楽しみな時間でした。

 途中逆子になってしまい、さらしやお灸、逆子体操などを取り入れて、妊娠9か月目には何とか治りホッとしたのもつかの間… 34週の時に突然、切迫早産になってしまい、八千代医療センターへ救急搬送。ここで出産できなくなってしまうのでは…、とそればかりが頭をよぎってしまいましたが、「無事退院したらここで産んでいいよ」と先生が言ってくれたので安心しました。

 入院後は武田助産院で出産したいのなら37週になるまではずっと入院するしかないと言われてしまい、とても辛かったですが、立ち会い出産したいという気持ちは変わらなかったので頑張ることを決めました。

 なんとか37週0日目で無事退院でき武田助産院へ。「おかえりー!」と言ってもらえて嬉しかったです。一旦帰宅も許されてホットしましたが、その時間も1日だけでした。

 

 次の日のお昼すぎから切迫早産と言われた時と同じようなお腹の張りと痛みが…、だんだんと5分間隔に近づきお腹の張りも増え、おしるしも確認! 産院へ到着し「陣痛がしっかり来ている」とのことでそのまま入院! 今日中には産まれるかもとのことで、とても緊張したのを覚えています。

 夕方からはどんどん痛みが強くなり、22時頃には腰をさすってもらわないと耐えられないくらいの痛みだったように思います。ただ内診しても産まれるのはまだまだとのこと… 絶望感と増える一方の痛みですでにギブアップしそうでした。

 日付を越えるころから歩くこともままならず、痛みや吐き気で体力を奪われていき、このあたりからあまり記憶がありませんが、最後の2時間くらいは陣痛の波に合わせてくる肛門付近の違和感(今思えは赤ちゃんが降りてきている感じ)と力を入れたら産めそうなのに全然産めない感覚がとてもとてもつらかった記憶があります。

「まだですか? あとどのくらいですか?(お尻から)なんか出そう!」とそればかりを繰り返していた気がします。やっと分娩台に上がり四つん這いでいいから! とのことでそのまま痛みに叫び続け、いきみを数回したところ「バチン!」とお腹の中でパンパンの水風船がはじけるような音がし、すぐ破水したんだと分かりました。

 そのあとは3回ほど全力でいきんだ後、赤ちゃんの頭が出た感覚が分かりました。そのあとは「もう力入れないで、フーフーと息をして」と言われているのにどうしても力が入ってしまい、おそらく怒られていたような気がしますが、意識もうろうでここもあまり覚えていません。

 それでも先生と助産師さんで赤ちゃんを取り上げてくれて、夫が「産まれたよ!」と教えてくれわれに返り『ちゃんと泣いているかな? 女の子かな?』と自分でチェックする余裕も…、赤ちゃんと対面後、本来なら家族で感動の時間を過ごして…と想像していたのに傷口の痛みと子宮復古の痛みがすぐに襲ってきて耐えるのに必死でした。『やっと産んだのにまだこんなに痛いのか』と涙が出ました。

 

 産後はおっぱいが上手にあげられなかったりと想像とはかなり違いましたが、それでも無事にこうして産むことができて、とても嬉しく思います。もし立ち会い出産ができなかったら、私一人でこんなにも頑張れなかったと思うと、ずっと一緒にいてくれた夫には本当に感謝です。

 そして初めての経験で全く訳の分からない状態だったのにちゃんと産ませていただいて、先生はじめ産院のみなさんに本当に感謝しています。貴重な経験をありがとうございました。