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2021年6月14日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

私の出産記

2021年6月14日

公開日:2022年07月27日(水)

 上の子2人は里帰りで、実家近くの病院で産みました。3人目の今回は長男の学校や母に手伝いに行くから来るな(実家だと二中子どもたちの預け先がなく、ずっとの相手は体力的に限界らしい…)と言われたので、こっちで産むことに。

 もし3人目があるなら助産院と思っていたので、家から一番近いここを見学して、即決めました。
 妊娠中は上2人のときになかった、むくみ、逆子、終わらないつわり。これらをすべて冷えと一刀両断され。検診のたびにお尻や足首、手を冷たいと言われ、レッグウォーマー、おしりに玄米カイロ、さらし(3人目にして初めて巻いて、腹巻とは段違いのあたたかさにびっくり)お灸。

 健診のあとに武田先生に巻いてもらうさらしは、いつもお腹にフィットしていて心地良かったです。逆子もなんとかなおり、どんどん増えていっていた体重も横ばいになり、37週で内診。まだまだ子宮口に届かず、かたい。

 6月11日の健診も同じでまだまだだなと話してました。


 6月14日(月)

3:30 ふいに漏れた感覚があって起きる。尿かと思ったけど、続くので破水! としばらくして気付く。同時に陣痛も。7~10分間隔で…。
5:30 夫や子どもたちが起きてきて、破水したかも? と。まだ動けるのでごはん食べようとなり、母に用意してもらってみんなで朝ご飯。
7:00 先生に電話。「破水したかも?」「えっ!」「でも陣痛もあります」「よかったー」なんて会話してすぐ行くことに。
7:45 内診すると子宮口に届かず。和室で過ごす。陣痛の間隔が20分ぐらいになることも。
11:00 夫と子どもたちが道の駅にお昼を買いに行くと話すと一緒に行ってきたらと言われ、歩いて行った。が、定休日で車で別のお店で購入。
12:30 戻ってきて内診するも、どうにか届く程度。でも5分とか間隔は短くなってる。合間にごはんを食べたりもしていたけど、ある時からそれもできなくなり、布団に横になって陣痛を過ごす。

 だんだんと痛みが強くなり、陣痛くるたびに「痛―い」と叫ぶように。その頃から腰をさするのは助産師さんで、私は夫にしがみつくように。陣痛がくる度に「かーちゃん泣いてない?」と確認に来る長男。

 陣痛がくる度に「はい! かーちゃん!」と飲み物を飲まそうとする次男。最後はわたしの叫び声か血なのか、びびってとなりの部屋に逃げた子どもたち。痛みが腰からお尻にきたあたりから、さらにわたしの叫びは増し、いろいろ言っていたと思う。

 そんな中、わたしの腰をさすってくれ呼吸の声かけしてくれ、いいよーと言ってくれた助産師さんたち。めっちゃ叫んでいたけど、あの温かさはきちんと覚えています。

 頭が出てきたときは、触ってみる? と言われ、頭触りました。そのときだけ、血があちこちつくと拭いた自分、冷静だった。

15:10 あまりの痛さだったけれど、最後出てくるのがわかった瞬間には泣き声と共に赤ちゃんがわたしの胸にいました。一瞬にしてゆるんだわたし。


 実はバースプランで書いていた体勢と違うスタイルでした。藤澤さんは気にかけてくれていたけど、わたしに体勢を変える余裕が全くなしでした。でも、胸の上にいる赤ちゃん見たら、それで十分幸せでした。子どもたちにもこの同じ瞬間を感じて欲しくて、呼びに行ってもらいました。子どもたちがわたしの胸にいる赤ちゃんを見たときの顔。それが見られてまた幸せな気持ちになりました。家族5人でこの時間を共有できたこと、とてもうれしかったです。
 陣痛のときは、あまりの叫びにほんとにお騒がせしました。それを励ましてくださり、本当にありがとうございました。そして、赤ちゃんが出て来たとき、わたし幸せなお産できた! と思えたのはこの環境で産めたからです。

 この幸せとありがとうの気持ちは、わたしのこれからの宝物です。ありがとうございました。
 入院中は、ゆっくり休むことができました。おっぱいのトラブルもあまりなく、日中ほんとに誰も来ないので、むしろ少し寂しいというか、な気持ちも一瞬あったりもしたけれど、それはほんとにゆったりの時間を過ごせたということ。

 うぐいすの鳴き声聞いたり、風が吹いてきたり。自然を感じられたのも良かったです。ごはんも毎食とてもおいしかったです!
 すべてに感謝です。