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2020年11月15日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

私の出産記

2020年11月15日

公開日:2022年03月08日(火)

 初めてこちらへ行った時の感想が「え…、民家じゃん」でした。そして武田先生にお会いした際もなんといいますか「ザ・助産師!」というか昔ながらの「産婆さん!」のイメージにぴったりだな、と思った記憶があります。
 健診途中からの転院だったため、通院した回数こそ少ないものの、先生を始め、スタッフの皆さんが本当に気さくに接して頂いたおかげで、心も身体も自然体のまま出産の当日を迎えます。
 11/14? その日は、10:30から健診があったし(内診とNST)、15日は新月だし勝手にもう今日、明日中に産もうと決めていました(笑) 

 そして内診…「いや、なにこれ、初産婦さん並みにかたいし、厚いわ」と言われガックリ。じゃーまだやっぱり先かな…、と思いつつ家に帰り、その日はほとんど寝てなかったため、お昼寝をして、夕方買い物前にふと大がしたくなって、WCで「うーん」といきんだ瞬間「ジョバッ」と膣からなにかを噴出した感覚。うわ破水した! と思ってとりあえず大を出し切って拭いている時からダバダバと水が…。びっくりするやら面白いやら、でも、その日ちなにかあってもいいように、と思って買っておいた介護用のパットを当て、武田先生に電話。「じゃーオムツあてて19時ぐらいに来てー」と言われたので、これまたお昼寝をしていた娘を叩き起こしてオムツを買いに行ってもらい、陣痛タクシーを呼び(時間によっては来れないかも…と言われ心配でした)丁度19時頃に到着。内診&NST。全然痛くないし、張りも微弱。
 前回の出産がやっぱり微弱で促進剤だったので、今回も微弱すぎたら下手したら転院? やだよー! と思いながら、主人到着まで階段の昇り降りやら足ツボやらを試みて、やっと「なんとなーく痛いかな?」ぐらい。20時半頃主人到着。吉野家で牛丼を買ってきてもらったので、食べる。お腹空いてた。その後また階段昇り降りしたり足湯してもらったら陣痛らしきものがついてくる。これが22時頃。

 4、5分間隔の陣痛(まあまあ痛い)が長いこと続く。0時くらいまではずっとこんな感じ。主人と娘には少し寝てもらう。 0時過ぎた辺りから、結構、結構痛くなってきて、2時頃にとうとう嘔吐(牛丼全部出た)嘔吐するとお産進むと聞いていたのでそこからはやっぱり痛みが強まったのがわかった。

 前回は促進剤で一気にその痛みが来てたけど、なんかひたすら無言で「う―っ」て耐えてたのが、ここでは本当自然な体位でしかもずっと昇さん、菅谷先生、武田先生が入れ替わり立ち替わり傍についてて下さるので、めちゃくちゃ安心感で弱音吐きまくり叫びまくり。 3時前ぐらいの2回目の内診でもまだ「うーん…5センチ?」とか言われて絶望する。じゃあもう産まれるの昼近くじゃん…もう痛いのヤだよぅ。
 6時頃から月みたいな形のクッションに乗っかってからの陣痛の指導が変わって来たのでもう(勝手に)いきみに入る。「え? まだ5センチだけどいきんでるよ? いいの? 先生いい感じって言ってるからいいや、もういきむ!」ってなってそこからの陣痛はひたすらいきむ。いきむ! 段々下に降りてくる感覚。お? これはもう産んじゃってもいいやつ? と思って死ぬ気でいきんで8時頃とうとう頭が出そうになり、みんなで慌てて分娩室へ。嘘でしょ歩けないよ! と思いながら追い立てられるように分娩台へ上がり、四つん這いのまま更にいきむ(もういきまなくていいって言われてるけど我慢できなかった)ドゥルン! って感触(あー気持ちいいってなったと同時に牛の出産シーンが浮かんだ)下に落っこちた(生れた)瞬間は主人が目撃したみたい。

 ホントにホントに痛かったけど、色んな事、クリアーに覚えてて面白かったと思いました。バースプランに書いていたとはいえ、夜通しついていて下さった武田先生、菅谷先生、昇さん本当に有難う!産院の少ない昨今、こちらで出産できて良かった!