2020年9月20日
子宮口開かず28時間分娩
武田助産院での出産を希望し、4月からお世話になっていました。妊娠中は20週頃から逆子になったり、治ったりを何度も繰り返していましたが、32週頃から安定してくれて、これで助産院で産める! と安心していました。しかし予定日の9月7日になっても、陣痛どころか、子宮口がまったく開いていない状態で、歩いたり・階段・お灸などいろいろやってもだめで、病院に紹介状になってしまいました。
予定日から11日が経過した9月18日、助産院から直接みらいウィメンズクリニックに行きました。コロナの影響で付き添いが一切できないため、退院まで家族に会えないと知り涙…。結局この日から、まさかの3泊、病院で過ごすことになりました。長いので箇条書きで…
9月18日(金)41週4日目
11:00頃 診察、説明 子宮口0センチ
細い昆布(北海道産)を4、5本子宮口に入れて、こんぶがふやけていく力で広げていく処置
18:30頃 昆布をとって風船に入れ替えて、さらに広げていく
翌日に4センチ広がることをめざす
夜には痛みがあるため、1、2時間ほどしか眠れず…
9月19日(土)41週5日目
6:30 診察、子宮口3センチ
風船を割って取らないといけないほど子宮口が硬かったらしい
7:30 陣痛促進剤 開始 20分おきに量を増やしていく
9:00頃 弱めの陣痛
10:00頃 陣痛10分間隔だったが、破水させて、より刺激する。
この時点で先生から時間がかかりそうなので無痛分娩にします! と言われる
無痛分娩の場合、痛みの強さを1~10で表現しなければいけないらしく、分娩時3~5くらいを目指してやっていくらしい。痛みが6~7になると麻酔を追加する。
11:00頃 痛みが私の中で6~7くらいになったことを告げる。
先生が来てくれて、無痛分娩用のカテーテルを背中に通すため、まず背中に麻酔。
カテーテルを入れる時の姿勢を説明され(きちんとやらないとうまく入らないらいしい)挿入。
先生は上手いらしく1発で挿入。ありがたい。麻酔投入。
この時点で夜も寝ていなかったこともあり、痛みも強くしんどかったんので、麻酔が効いて本当に救われた。
はじめ、無痛分娩と聞いて、なんとなく申し訳ない気持ちになっていました。
(隣の部屋から悲鳴をあげてがんばっている方もいたので)
でも、まだ3センチしか開いていなかったので、無痛にしていただいて本当に良かったと思いました。
ここから、促進剤を増やしていくのですが、陣痛間隔は3~5分くらいでも子宮口は広がらず
18:00の時点でまだ4㎝でした。
促進剤を止めて翌日、再開することになりました。夜は陣痛が治まらなかったので、10分ごとに痛みが来るので、自分でボタンを押して入れることができる麻酔にしてもらいました。1時間おきに麻酔を押していました。
9月20日(日)41週6日目
朝の時点でまだ4センチだったので、個人的に帝王切開も覚悟しました。スタッフの方からも、その可能性を昨日から説明されていました。
7:00頃 促進剤 再開
9:00頃 骨盤が激しく痛みはじめ、本気の陣痛らしきものが来ました。
麻酔はお腹などの肉の部分には効いたのですが、骨には効きが悪いらしく、声を出さないといけないくらいの痛みが来ました。
強い痛みになって麻酔を追加してもらうを繰り返して12時頃に5センチまで開きました。追加すれば骨の痛みも減りました。
14:00 スタッフの人数が増え始め、器具や赤ちゃんが着て帰る服などが用意され始めました。
予定では、帝王切開なら1日入院するけど、自然分娩なら当日に助産院に戻ることになっていたので、私の持ってきた服が出て来た時に「無事産めるのかしら??」とびっくりしつつ様子をみていました。
その後先生が来て、手で広げてもらい会陰切開?いろいろ切ってもらい、さらに吸引(コンプレッサーの機械音がしました)してもらい、ある程度のところまで来たら、自力でいきむ!陣痛が来たらいきむ!
14:18 無事、出産しました。先生が来てからはとても早くて、体力的にも限界だったのでよかったです。
お腹の上に赤ちゃんが来た時に思わず「ごめんねー」といってしまいました。赤ちゃんの体力が持ったので帝王切開にならずに済んだ、と助産師さんが言っていました。昨日の10時には破水させていたので苦しかったかなぁ…。
14:25 胎盤が出て、15:00には縫合が終わりました。
体力的に当日に助産院に戻るのは辛かったため、もう1日入院させてもらいました。日から赤ちゃんとずっと一緒の生活が始まりましたが、“夜もずっと一緒”という助産院での入院生活があって良かったです。
夜を一緒に過ごしていなかったら、自宅に帰ってから大変だったと思います。入院中が良いトレーニングになりました。今回1人目だったこともあり、いろいろ大変でしたが、次は開いてくれるはず! 陣痛くるはず! と思っています。
次回に向けて、身体をしっかりあたためておこうと思います。武田先生、その時はまたよろしくお願い致します!!