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2012年10月14日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

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私の出産記

2012年10月14日

公開日:2013年07月27日(土)

3人目の長女に続き、今回3男がここで誕生しました。予定日は10月4日。長女の幼稚園の運動会が、6日に予定されており、皆で「運動会の後に、うまれてねー」とお腹に話しかけていました。
運動会が終わってもいっこうに産まれる気配はなく、私は焦りに焦って朝はぞうきんがけ、草抜き、夕方の犬の散歩では歩きまくり、坂や階段を昇りまくり。
知っている人と会うと「まだー?」と聞かれるのが嫌で、嫌でたまりませんでした。早く産まれてくれないと10月は学校や幼稚園の行事が一杯。お弁当は?朝起こさないといけないのに!と。自分がいないときの心配もあり、もっともっと気持ちが焦りました。

思いがけず4人目を授かり、再びマタニティーで出産できることが本当に嬉しくて、余裕も感じながら妊娠期間を過ごしていたのですが。思い返せば、日々上の子どもたちの生活を、お腹の大きい私がいかにうまく回していくかが中心で、お腹の中のことは、ほとんどかまわず過ごしてきました。
なにもなければ入院か…と言われた13日の土曜日。健診に来て、白井さんに「もう十分あるいたし、今日はもう良いよ。それより、身体を温めてぐっすりお昼寝でもして、自分とお腹の赤ちゃんのために、過ごしてみたら?」と言われました。「この子はママの気持ちを、自分に向けてくれるのを待っているのかもね」と。
私の気持ちがスッキリして、そうだ、今日の佐倉の秋祭りに、皆で行こう!と家に帰りました。

人に会うことも気にせずお祭りに行き、お腹に「一緒にこれて、よかったね」と話しかけました。家に帰って、お風呂でも「いろいろあるけれど、皆で一緒に頑張れば良いんだよね。大丈夫だから出ておいで」「おいしいおっぱいをあげようね」と、話しかけつつマッサージをしていると、2~3分おきにお腹の痛み。
はうようにお風呂から出ても、まだ半信半疑。夫がてきぱき準備をし、子どもたちを起こす中、先生に電話しました。
診察中もまだ信じられず「うまれますか?」と聞いたりして…。和室には夫、子どもたち、私の母がそろっていました。
陣痛の間、大小いろいろな手が私の方に伸びてきました。長女はあまり眠らず、私を気づかってくれました。なかなか降りてこず、時間がかかりましたが、産まれる瞬間には皆が起きて、へその緒を手をそろえて切りました。

赤ちゃんは自分で決めて、うまれてくるのですね。へその緒が巻いていて、だからなかなか降りてこられなかったことを聞きました。それでも自分で決心して、出てきたんだと先生に言われ、子どもってすごい。私ってちっちゃいことをいろいろ気にするけど、もっともっと広い心で、子どもたちのことを信じられる母になりたいと思いました。
自分一人で用意してしまわないで、皆の力も借りること、子どもたちもいっしょに「どうする?」「どうしたい?」手を取りあって、歩める家族にしたいと思います。