2024年5月14日
妊娠するずっと前から、母から武田助産院の話は聞いていて、私を産んですごくよかったと言っていたので、今回初めて妊娠し、里帰り出産をすることを決めてから武田助産院にお世話になりたいと思っていました。
安定期に入ってから初めて来院した際に、逆子対策の事を聞いてなるほどと思いながらこんなことまで教えてくれるんだと驚きました。(前橋で通院していた病院では本当に診察だけとう感じだったので)
尿糖がプラスだったので、朝ごはん何食べた? と聞かれ果物3種類とヨーグルトにパンに野菜ジュースに…と伝えたら果物は数日に一回、ヨーグルトにはちみつかけるなら果物はなしと言われ、本当に私の中で衝撃を受けました。体に良いものと思って毎日摂取していたものだったので、このタイミングで話を聞けて本当によかったなと思ったのを覚えています。
その後は33週からまた健診でお世話になったのですが、前橋での最後の健診で逆子と言われてしまったので、先生に怒られるかなと不安でネットで調べた逆子体操をして、あとはお腹に向かって、「頭下にするんだよー」と毎日話しかけました。そしたら33週の健診の時に先生がお腹を触っただけで「頭下向いてるかも」って言って、実際にエコーで見てみたら頭が下に向いていてすごく安心しました。それにしても軽く触っただけで分かるなんてすごいです。
それからも足の冷えに気を付けたり、むくまないように体重が増えないように意識して生活しました。健診にはいつも母が付き添ってくれたので、臨月になってからはなるべく腕を振って毎日散歩に付き合ってくれたり、塩分を控えた食事を作ってくれたり、何から何までサポートしてくれました。
夫も里帰りしてから2週間に一度会いに来てくれて一緒に赤ちゃんの使う物を買いに行ったり、名前を考えたり、赤ちゃんの将来について話したりしてとにかく家族みんなで出産を楽しみにしていました。両親学級にも参加し、立ち会いや産後のサポートなど2人で聞くことができて本当によかったです。
妊娠初期はおわりの見えないつわりに苦しみ、中期は皮膚の乾燥、後期は妊娠線、逆子、38週頃からは妊娠線のかゆみと手足の湿疹といったトラブルばっかりの妊娠生活だったので、これに耐えてきたんだから出産は乗り越えられそうだな、なんて自信満々で構えていたのですが全くそんな甘いものではありませんでした(笑)
初産なので予定日は過ぎるだろうなーと家族みんなが思っていたのですが、私は予定日前に産まれてくれたら嬉しいな~となんとなく思っていたので(体がかゆいこともあり…)いつでもいいからねとお腹に話し掛けていました。
そろそろ予定日だなと思い13日夕方、安産スクワットと舟こぎ体操をしたところ、14日の夜中1:30トイレに行くとおしるしが! 嬉しくて出産が近いんだと思って寝室に戻ろうとしたら破水! 2時に母を起こし、とりあえず先生に電話したら「痛みが10分間隔になったら連絡して」とのことだったので痛みを待っていました。
すぐに重い生理痛みたいな痛みを感じ、間隔を計ると3~8分とまだらな間隔で我慢できるけど寝れないなと、とにかく耐えていました。明け方痛みのレベルが上がった気がして、7時前にもう一度先生に電話をしたら「8時になったら来て!」と言われて、やったー! 今日産まれる! という気持ちで子宮口4センチくらい開いてないかなとかそんなことを考える余裕がありました。
8時に到着し内診してもらうと「指1本分、1センチだね」と言われ「夜までには産まれるかな。」え~~と気が遠のいていきました(笑)
9時過ぎには夫も到着し、母とバトンタッチして私の腰をずっと押しててくれました。痛みは強まっていくし、間隔はずっと3、4分。11時に内診してもらうとようやく子宮口3~4センチ、本当に夜までかかりそう…と心が折れそうになりました。
先生がお昼に握ってくれたおにぎりも吐き気がすごくて食べれず! 眠気もすごく午後の記憶(13-15時くらい)があまりありません。ただ痛くなったらひたすらに「先生―! 痛いよー! どこにも行かないでー!」と先生に叫びまくってしまいました。
今思い出すと本当にお恥ずかしい…でも先生にお尻おさえてもらったり、腰をさすってもらうと安心したし、呼吸をリードしてもらえたことで何とか乗り越えられました。
夫も先生の見よう見まねで対応してくれて、足もつりながらですが「もうイヤー!」とも言ってしまいましたが、2人に励まされながら本当にギリギリ何とか乗り越えられました。笑
いきまないと赤ちゃん降りてこないということで、15時半くらいから「ふーうん!ふーうん!」のかけ声でいきみはじめて、16時に分娩台で引き続きいきんで、17時の内診で子宮口9センチ! 終わりが見えてきたけど痛すぎて呼吸乱れまくり脱水もあり、まぶたが重い、いろんな感情になってた気がします。
そんな中で大谷さんが登場し、先生と2人で「上手! 上手!」とずっと褒めてくれて、いきむ度に大谷さんの両手を握りしめどうにか頑張れました。夫も分娩室に入り、一緒にサポートしてくれました。右向きでひたすらいきみ「もう頭みえてるからねー! 進んでるよー!」3人の声ちゃんと聞こえつつ返事する余裕はありませんでした。笑 でもその声のおけげで呼吸を何とか整えることができました!
仰向けの姿勢で何回も何回もいきみ、頭が少し出ては引っ込みを繰り返し、最後は先生にお腹を押してもらい、渾身の力と叫び声を出していきんだら出てきてくれました。
夫の方を見ると鼻水出しながら泣いていて、その瞬間私も安心感と達成感で胸がいっぱいになりました。無事に産まれてよかった、夫に立ち会えてもらえてよかった、出産ってこんなにも素晴らしいものなんだと経験して初めてそう思いました。
あんなに長くて痛い出産だったのに赤ちゃんの顔を見たら、そんなことどこかに忘れてしまって『愛おしい』『幸せ』という気持ちで心が満たされました。
分娩室から部屋に戻るとベッドにさっきまでお腹の中にいた赤ちゃんがチョコンと寝ていて、ま~~可愛いこと。隣で横になって近くで見ると更に可愛い。眠たかったはずなのにずっと見てしまう。
入院中は、先生が近くにいてくれる安心感と自然を感じる部屋での生活だったので、とても穏やかな気持ちで過ごせました。朝・昼・晩と毎食の美味しいごはんが出てきて、母から聞いてはいたものの、毎食感動していました。産後に食べたあったかいおにぎりは間違いなく人生で一番美味しかったです。多分30秒で食べ終わりました。できることならずっと入院していたいと思う程、幸せな入院生活でした。
息子を取り上げてくれた大谷さん、健診の時から入院までいろんなことを教えてくれた菅谷さん、入院中息子を見てくれたり温かい声をかけてくれた川島さん、鈴木さん。そしてなにより朝から私の弱音吐きまくりのお産にずっと付き添ってくれて、入院中お母さんみたいな安心感で私の心の安定剤になってくれた武田先生。
陣痛中、もう出産は2度とムリだー! と思っていたのに今日にはもう1人ここで産めたら幸せだなという気持ちになっていました。不思議!

