2024年4月4日(予定日3月30日)

 今回初めての出産でお世話になりました。
 なぜか昔からいつか赤ちゃんを産むことがあったら助産院で産んでみたいと思っていた私は、結婚をして最初は仕事が忙しいこともあり2人の時間を楽しもうと話している時から自宅の近くに助産院があるかだけはチェックしていました。笑
 そしていざ赤ちゃんを授かった時、もちろん真っ先に開いたのは武田助産院のホームページで、出産記を熟読し、やっぱりここで産みたいと改めて感じご連絡させていただきました。
 ただ自宅から1時間かかること、夫の仕事柄出張が多いことを考えると、近くの病院の方が良いのかな? と少し悩み、夫と二人見学にお邪魔しました。そして武田先生とお話させていただき、数分後には私の心は決まっていました。
 それは夫も同じで、帰りの車の中で久しぶりにつわりを忘れてウキウキ盛り上がったのを覚えています。病院が~、助産院が~ではなく、武田先生に我が子を取り上げてもらいたい! が私たち夫婦の答えでした。

 そこからの健診はただただ毎回楽しく、忙しい夫に合わせて組んで下さる先生の優しさのおかげで、すべての健診2人で伺うことができたことがとっても嬉しかったです。
 基本的にいつも順調でしたが、一度だけ尿糖が出て「昨日甘いのとか食べた?」「あ! おっきいケーキ、お祝いでもらって食べました!」「それだ!」となったことがあり、身体はウソつかないですねとゲラゲラ笑わせてもらいながらも、こんなに素直な身体の中に赤ちゃんがいるんだなと気を引き締めてもらったこともありました。

 予定日は3月30日でしたが、夫が地方予定だったので少し遅れてくれたらいいなぁ…、と思っていた私たち。38週の健診で「予定日過ぎそうだね!」。39週の健診で「子宮口が遠すぎて指がおかしくなる! 笑」のお言葉をいただき、焦るより喜んでいました。
 そして40週2日の健診。先生と鈴木さんにみていただき、5日の夕方~6日がいいな! という会話がとても楽しくて、赤ちゃんはいつも自分の誕生日に選んでくるのかなとワクワクしながら、夫とたくさん歩きました。(ちなみにこの日も子宮口は遠すぎて触れないとのことでした。)

 そして4月3日。毎日の日課になっていた1人イオン散歩にも行き、夜両親と夕食を食べ、20:40から5分おきに痛みが…! まだガマンできる程度だし、両親も心配させるし、と1人ソファーで密かに時間をカウントし続けると、やっぱりずっと5分間隔! そしておしるしも!
 まだドームにいた夫に22:30に連絡するも、まだひどい生理痛くらいだし先生にも連絡していないから帰ってこなくて大丈夫と伝え、23:00から湯舟へ。もうこの時には痛みはかなり強くなり、夫にもたぶん本陣痛だ! と急いで帰って来てもらうことに。
 0時、先生夜中でごめんなさいと電話させてもらい、1時間後においでと言っていただき帰宅した夫と雨の中、先生のところに向かいました。
 その時、私たちは思い出していたんです! 最初の頃の健診で、予定日よりちょびっと遅れてくれたら嬉しいなって思ってるんですと話したら、赤ちゃんに伝えたら伝わるよといっていただき、「4月4日武田助産院で待ち合わせねー!」と夫がお腹に話し掛けていたことを!
 これは24時間かかったとしても4日に生まれてくれるんじゃない? と痛みに耐えながらも盛り上がり1:20頃到着しました。分娩台に上がってすぐ先生が背中をさすってくれた時、安心感で涙が出そうでした…書いてる今も泣きそう。
 子宮口1センチだったらどうしようと思っていましたが3センチとのことでそこからは和室へ。暗くて落ち着く空間で先生に教えていただいた『いきみ逃し』を夫がテニスボールで一生懸命してくれました。
 3:30頃いきみたくなってきました! とお伝えして分娩台に移動し内診してもらうと「素晴らしい! 早ければ5:00には生まれるよ!」と!
 4:00には菅谷さんも来て下さり、「こんな時間にすみません! ありがとうございます!」と言うと先生と菅谷さんが大笑いしてくれていました。菅谷さんのさすりが神様でした。
 しかし、そこからがまさかの長さに…陣痛の間隔が開いてしまったり、大きな波がこなかったり…その間、床で四つん這いになって夫が座るイスを押したり、しゃがむ体勢になったり、横向きになって夫に足を抱えてもらったり、仰向けになったりと先生と菅谷さんがたくさん導いて下さりさまざまな体勢でチャレンジ。
 途中、夫に「先生お二人と写真撮って!」とお願いしたら「こんな全開で笑って写真撮ろうなんて言う人いないよと!」と笑っておられましたが、ほんとにほんとに感謝しかなく、痛いけど、このお二人の元で出産させてもらえて幸せだなと感じていたので、あの写真は残しておいて良かったーと宝物になりました。

 そこからとても長く…夫に「少し寝てきていいよ、大丈夫?」というと先生が「こんな時まで人の心配しないで赤ちゃんのことだけ気にしてー!」と笑ながら言って下さり、みんなで笑ったのも楽しい時間でした。
 出たり戻ったりを繰り返して、遂に4月4日8時59分! かわいいかわいい女の子が生まれてきてくれました。
 しかし最後が時間かかってしまったからか赤ちゃんが泣かず、不安そうな私たちに先生と菅谷さんが何回も「いろはいいから大丈夫だよ」と言って下さり、さまざまなケアをしてくれました。お二人のおかげでやっと大きな声で泣いてくれた時は夫と二人手を握り合って感謝しました。

 3時間ほど経って和室へ移動し、私と赤ちゃんはベッド、夫はソファーで横にならせてもらった時間は、とても幸せでいつか私の人生が終わる時に思い出す光景だろうなぁ、とぼんやりした頭で考えていたのを覚えています。
 出産当日からの母子同室をまわりであまり聞いたことがなかったので少し不安だったのですが、なんと幸せなこと…目が覚める度についさっきまでお腹の中にいた娘の姿を見て、触れて、お世話させてもらえる幸せは、何ものにも代えがたいものでした。
 もちろん、何があっても先生がいてくれるから大丈夫の安心感が根底にあったからの気持ちです。

 退院までの日々は最高過ぎて…先生の美味しすぎるごはんには毎食感動でした。
 見た目も美しく味は美味しく、お箸置きが季節の桜だったり、りんごがうさちゃんだったり。お忙しい中での細やかなお気遣いに、ただただ頭が下がる想いでした。
 お部屋ものんびりできて、朝はウグイスの声で目覚め、まさに理想の生活でした。
 武田先生、菅谷さん、鈴木さんがたっくさんの優しい言葉とアドバイスを下さり、おっぱいのことや夜泣きなど、何一つ不安になることなく産後の日々を過ごすことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。お掃除して下さる方(お名前お伺いできずすみません)にも温かいお言葉をかけていただきました。フットマサージも最高でした!

 出産という人生で一番大きく尊い出来事をこんなに幸せで愛に溢れたものにして下さった武田先生とスタッフの皆さま、本当に本当に本当にありがとうございました。そして、人生0日目から1日目を武田助産院で迎えられた娘は、世界で一番の幸せ者だよとこれから伝えていきたいです。
 また赤ちゃんを授かれた時はすぐ帰ってきたいので、先生お忙し過ぎると思いますが、どうぞご自愛下さい。私も先生のように、ギブ&ギブの人生を生きていきたいです!