2022年12月2日(予定日12月1日)

 コロナをきっかけに人間にとっての健康について改めて考えた時に、東洋医学の本と出合いました。薬を使わなくとも、食事や生活習慣で病気が治せるなんて不思議~! と思いながら、その後も食養生や玄米米食の本を沢山読みました。
 そこで感じたことは人間の身体に元々備わっている『自然治癒力』の素晴らしさです。現代社会は便利な物、美味しい物であふれていて、風邪を引けばすぐ薬を使うけれど、昔の人の暮らし、食文化+人間の自然治癒力は最強の健康的な過ごし方なんだと知りました。

 そんな時に発覚した2人目の妊娠。長男の出産時は妊娠前より 18 キロも増量し、陣痛促進剤を2回使用。叫びまくりの20時間のお産でした。
 産まれた幸せより、もう痛みが来ないことに幸せを感じる程、辛い思いの方が強く「2人目は100万円払ってでも無痛にする!」と心に誓ったのですが、身体の仕組みを知った今、女性に備わっている『産む力』を最大限に引き出せば身体の負担も少なく幸せに達成感のあるお産ができるかも? と思い、当初の希望とは真逆の助産院での自然分娩を決意しました。
 旦那と親にも話をし、理解してもらえたので長男を連れての立会い出産をすることに。
この時から今回のお産に対する気持ちが変わりました。
 誰に頼る訳でもなく、薬も医療も使わない為に「自分で」やる!と家族に自分のわがままを聞いてもらっている分、安産になる為にできる事は100パーセントやろうと思いました。

 その中で1番辛かったのは何といっても体重管理です。なにせ食べるのが大好きなので…、ケーキ、アイス、ドーナツを食べたいときはYouTubeの爆食動画をひたすら見て気を紛らわしました。食事は友人の畑でとれた旬の野菜を中心に五分づき米と料理教室で習った自家製の玄米こうじ味噌でお味噌汁にしたり、和食を腹8分目にして摂りました。最初は物足りない! と思っていましたが、慣れてくると美味しいく、満足感もあったので余計な間食もなくなっていきました。運動はひたすら長男と公園で遊ぶ! 休日は旦那に見てもらっている間、ふなばしメグスパのプールでひたすら泳ぎました。
 臨月まで通いつめたので、常連のおばちゃんとも仲良くなりました(笑)
 次の健診までに体重がキープできていた時は先生に褒めてもらえて嬉しかったですが、毎回健診の夜はドキドキで病院に行く前までお風呂に入ってむくみを取ったりしていました。今思うと意味不明です。
 しかし、助産院の体重計は季節が変わって冬になっても“〇〇キロ”のまま、洋服分の重さが考慮されていない! と何度も訴えましたが武田先生とあっこさんは「そんなのあんま関係ないでしょ~」と言ってごまかすので「いや、関係あるでしょ!」と言って毎回トイレでペラペラのワンピースに着替えて体重計ってました。これも意味不明ですね。
 息子に「ママ何やってるの?」と何度も聞かれたのと、実習の学生さんが不思議そうに見つめられたのは今でも忘れません。振り返ると笑えますが、当時はとにかく必死だったのでしょう!

 でもそんな日々の食生活&運動習慣のお陰で妊娠中は特にマイナートラブルもなく、赤ちゃんの経過も順調に過ごすことができました。
 臨月に入っていざ出産となると以前の痛みを思い出して不安になる事もありましたが、10か月間、安産のために取り組んできたことや今回のお産に対する思いも改めて自分の中で整理すると「自分ならできる!」と覚悟を決めることができました。私がそう思えたのは、毎回温かくアドバイスはくれるけど、自主性を大切にしてくださる武田先生とあっこさんのお陰だと思います。28週で逆子になった時「来週までに直してきて。自分で色々調べてごらん。治らなかったらやり方教えるから」と言われた時は、『え! 最初から教えてよ!』って思いましたが、でも良い意味で『依存しない』ことが女性の最大の力を引き出すために必要なことで、先生方はそれをわかって毎度サポートしてくださった様に感じます。

 予定日の夜に陣痛が来て21時に病院に着いてそのまま5時間半での出産となりました。1人目に比べると時間はあっという間ですが、子宮が全開になる前の強い陣痛の痛みは変わらずでした。経産婦だろうが痛いもんは痛い! でもそれは不思議とこの後の幸せのためなら頑張れる。娘に会えるなら乗り越えられると思えるもので、前回のお産では感じなかった心情になりました。
 産後にゆっくり胎盤を見せてもらえたり、へその緒を旦那に切ってもらえたり、叶えたかったバースプランをすべて叶えてくれた武田先生とあっこさんに心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 今、お産を終えて思うことは女性の母性本能はすごい! ということ。そしてこれは女性なら生まれながらにして誰でも持っていて、お産という一大イベントを通して爆発させ、そのまま育児に入るということ…。
 今回自然分娩をして「自分にもできた!」という達成感が母としての自己肯定感につながり、今後2人目育児の壁にあたっても「自分ならできる」という自信につながるのではないかなと感じます。
 大袈裟な話ですが、日本中の女性が皆この母性本能を大爆発させてお産、育児をしたら世の中もっと素敵になるんだろうなと思いました。
 犯罪も減るし、戦いもなくなっていきそう! そんなレベルで母性って愛にあふれていて人を幸せにするものだと感じました。

 無痛分娩が流行している中で、自然分娩の素晴らしさももっとたくさんの人に知ってもらえたらいいなぁ。育休が明けて職場復帰したら必ず生徒たちにこの体験談を話していきたいと思っています。
 もちろん今回のお産のビデオや写真を使って、どんな授業にしようか今から高2の保健の授業が楽しみです。
 武田先生は母性の塊ですね。武田助産院でお産を経験できたことは私の誇りです。今後もこの素敵な場所でたくさんの愛が生まれますように!