ベビーマッサージ
ベビーマッサージの目的
あかちゃんの肌や内臓の調子を整え、両親からあかちゃんへの愛情を与える。
マッサージの効果
お母さんへの効果
●タッチ(触れる)することでリラックスし、体調が良くなる。
●血流が良くなり、身体が温まる。
●乳幼児に対して優しい気持ちになれる。
●乳幼児と信頼関係ができる。
●乳幼児の性格と性質が解るようになる。
●乳幼児の身体と心の不調和が解るようになる。
●乳幼児と心地よい時間を過ごすことで「わが子と一体になれる」という感覚を実感できる。
乳幼児への効果
●リラックスして表情が穏やかになる。
●関節が柔らかくなり、身体がしっかりするのが早くなる。
●お腹の調子が良くなり、便秘が解消される。
●血液循環が良くなり、病気に対する抵抗力がつく。
●リラックスし落ち着く。両親(お母さん)を信頼するようになる。
●お父さん、お母さんと心がひとつになる。気持ちが分かり合える。
●よく眠れるようになる。
マッサージの用品
オイル(冷却圧搾された植物油)
小皿
バスタオル
おねしょシーツ
オイル
ごま油、アーモンド油、グレープシード、ホホバ油など、自然食品の店で販売されているものでよい。
小皿
オイルを少量ずつ移して使用する。
準備
空腹時、授乳直後は避ける。(授乳後1~2時間後)
部屋を乳幼児にちょうどいい温度にする。
冬なら暖房をつけたり日光が入るようにする。夏なら窓を開けるなどで調節する。
お母さんは指輪、ブレスレット、時計などを外す。
おねしょシーツ、バスタオルなどを敷き、乳幼児を寝かせる。
マッサージのポイント 方法
1日10分から15分、オイルを手にたっぷりとって、手のひら全体を使ってゆっくりとした動きで行う。マッサージをする親は楽な座り方をしてリラックスする。
マッサージのポイント 注意
乳幼児は裸になるので室温は寒くないように調整していなければならない。冬は特に注意すること。
マッサージのポイント ようす
マッサージをするときは、乳幼児がそのときとっているポーズではじめる。動き始めた子どもの動作は妨げないようにする。
無理に動きを止めず、乳幼児の動きにあわせるようにする。
マッサージ中に乳幼児が泣きはじめたら、抱き上げて落ち着かせる。マッサージを嫌がるようならば、一時中断して様子を見ながら再開をすると良い。
乳幼児は裸になるので室温は寒くないように調整していなければならない。冬は特に注意すること。お母さんの方がイライラしてしまうなら、マッサージを中止する。
皮膚がカサついているときは服の上から実施しても効果があります。
マッサージの仕方
下肢のマッサージ 1
手のひら全体で足の付け根から足先に向けて、なでるようにマッサージする。
下肢のマッサージ 2
足を後ろへ曲げ、お尻に近づけながら大腿の前面をなでる。
下肢内側のマッサージ 1
曲げていた足を伸ばし、足の付け根から足先に向かい、つかむように数回なでる。
下肢内側のマッサージ 2
両手のひらで同時に、足の付け根から足先に向けて数回なでる。
臀部のマッサージ 1
ひざをできる限りお腹に近づけるようにたたみ、外側からお尻の上を円を描くようにマッサージする。
臀部のマッサージ 2
片手で両足首を持ち上げるようにしながら、お尻の下に手をいれ円を描くようにマッサージする。
臀部のマッサージ 3
お尻を丸く描くようになでる。
上腕のマッサージ 1
胸のあたりから指先に向けて、流すようにさする。
上腕のマッサージ 2
手首をつかんで体の前で合わせるようにしてから左右に開く。(チィ チィ パー)
上腕のマッサージ 3
両肩に手をかけ両方同時に肩から手先に向けてなでる。
上腕のマッサージ 4
両肩から手先まで、肩のあたりをのばすようになでる。
背部のマッサージ
背中を上から下へなでおろす。
背腰部のマッサージ 1
手を丸めるようにして、背中の上から腰に向かい、ぽんぽんと軽く叩く。
背腰部のマッサージ 2
うつ伏せで首の付け根からお尻までなでおろす。
腰部のマッサージ
手を交互に、上から下へなでおろし。
足裏のマッサージ
親指を使って土踏まずを揉む。
足指のマッサージ
親指と人差し指で、足指をはさみ引っ張るようにつまむ。
最後ははじくような感じ。
手のひらのマッサージ
親指で手のひら全体を揉む。
胸部のマッサージ
手のひら全体で足の付け根から足先に向けて、なでるようにマッサージする。
前腕のマッサージ
腋から胸に手を入れ、左右交互に中心から外側にマッサージする。
腹部のマッサージ
お腹の側面からおへその方向に、寄せるように左右交互になでる。
下腹部のマッサージ
手のひらでお腹全体を円を描くように優しくなでる。