2022年10月4日(予定日10月7日)
初めての妊娠で何もわからなかったので母に聞いたら武田助産院をすすめられて、話を聞いたら3人の子の姉が本当はここで産みたくて、でも体調の問題で病院で出産になってしまったから身近に経験した人はいないけど、良い所だと思うよと言われ、場所も近いし他の病院もとても良いってウワサの所はなかったので、母のオススメだしと来てみると…
調べてから行ったけど、最初の診察で『何か問題があったら病院行き』っていうのが不安で、移るのは嫌だな…と思いつつ先生の話を聞いていました。
とにかく初めてだから不安だらけで、通い始めの頃は毎回来る度ドキドキでした。でも診察の度に武田先生や他の助産師さん達が具体的にああした方が良い、これしておいてね、と教えてくれて、わからなかったら全部聞いていいんだと思えてとても安心できました。
体重管理も普段一切していなかったし、まわりのママさんに結構厳しく怒られる所もあると聞いて怖かったけど、少しオーバーしてたりしても先生達注意するけど怒ったりなんかしなくて、軽く笑いながら「次回はもう太ってなくてよいからね」と言うくらいで、全然ストレスとか感じず過ごせました。
他にも冷え性対策とか詳しく教えてくれて、産後も気を付けようと思えました。そんな風に順調に通っているうちにバースプランを伝える時期に…
今まで全然考えてなかったから改めて考えたけど、あまり思いつかなくて。結局そんな書けないまま両親学級をやることになってしまったけど、お産の説明や陣痛、破水時の説明などもわかりやすくて、不安なことは全部聞けました。あとは体調管理してイメトレしながら待つだけ…と過ごしていたら、あっという間に臨月が来て、たぶん最後になる診察日へ。
元々1週早いくらいの大きさだったら少し早く出てくるかなと思ってはいたけど、最後の診察日に内診で子宮口がすごくやわらかくなっていて1センチ開いているとのこと。そしたら先生も「あさってくらいかな~」とのこと。(診察日は10月1日でした)
とうとうか…、ソワソワしながら荷物整理やイメトレをしつつ過ごして、10月2日いつも通りの1日を終えて寝ていたら、日付がかわり3日の2時半過ぎにいきなり生理痛のような流れ出る感覚が。あわててとなりに寝ていた旦那さんを起こし、破水したかもと伝えて急いでトイレへ向かいました。
破水した時はとりあえず清潔なナプキンをあてなきゃとそれだけを考えました。そんな大量に出てはいなくて、少し安心しながらトイレを出ると旦那さんが助産院に電話してくれていて、先生に伝えたらとりあえず待機して様子見になりました。
2人で今日かな? と話しながら荷物を準備し、待っていたらお腹が空いて、食べれるうちに食べようと早めの朝ごはんを食べ、また様子を見つつ待機。
7時頃に先生から電話が来て、8時に来てと言われ荷物を持って向かいました。助産院に着き、内診してもらったら子宮口は3センチくらい開いているが破水反応なし。先生と旦那さんと3人で? と不思議な顔して、とりあえず抗生物質をもらい一時帰宅。昼ごはんを食べて待っていると13時半頃から少し痛い気がして旦那さんのLINEにスタンプを送り、間隔を測ることに。でもわからなくて先生に電話をして聞くと休んでいいと言われたので寝ることにした。結局そのまま夕飯を食べて抗生物質を飲んでいるからシャワーも浴びて。布団でひたすらゴロゴロしながら待っていると19時過ぎからまた痛みが来た気がして、様子を見ていたら22時頃に不定期になり、痛みのレベルもさまざまに…。
もうわからんとアニメを見て過ごしていたら、日付がかわったくらいから結構痛い。飲み物を飲みにキッチンへ向かったり、トイレに行ったりすると歩くのがギリギリになってきました。
その時、すっかり10分間隔という頭になっていた私は1時間に6回という目安を思い出しました。旦那さんのLINEを見返して数えると6回以上…
2時過ぎ頃、旦那さんを起こし状況を伝えたら電話しようと言われ、電話したら入院準備して2時半~3時においでと言われ、コンビニで旦那さんの朝ごはんと飲み物だけ買って急いで向かうことに。コンビニの会計くらいで5分間隔くらいの痛みが来てて、内心焦りつつ助産院に到着しました。
もう痛みが来てると歩けず、休み休み分娩室へ。内診してもらうと7~8センチ開いているとのこと。でもまだだからと抗生物質を飲み、部屋の布団で待つことに。
待っていたら気持ち悪くなってトイレに行くと、痛くて吐いてしまいました。
部屋に戻ったら先生が用意してくれた抱き枕にしがみついて待つも、もう横になってられずダンゴムシ状態になり、袋をもらってまた吐く。
結構痛い、息吐くのも辛くなってきた、どれくらい待てばいいんだろう…と思っていたら、おしりから何か出そう…。話すのもギリギリだったので「何か出そう」と一言だけなんとか旦那さんに伝えました。すぐ先生に伝えてくれて「分娩室おいで」と言われるも、やっぱりすぐには歩けず一瞬の引いている隙に動く。とりあえず息を吐くことだけ考え、あとは指示されるがまま。この辺りから記憶が薄れ始めました。
ひたすら息を吐くことだけ考えて耐えて、痛みが長くなって辛いけど先生と旦那さんのリズムに合わせてまた耐えて、いきみたくて仕方ないけど先生が「吐くだけで出てくるよ」って言ってくれてるから頑張って吐く。お腹にかかってるタオルを握りしめて手と上半身がしびれて力を抜こうと手を広げるけどしびれて上手く抜けなくて。
それでも必死に吐いたら「頭見えてきてるよ!」と先生に言われ、次を耐えたら何かが足の間に挟まってる感覚が。少しでも赤ちゃんが苦しくならないように、いきまないように吐かなきゃ、あと何回耐えればいい? 2回? 3回? と考えていたら一番の波が来て息を吐きながらもうめきながら少しいきんでしまい吐く! って強く考え吐いたら、あったかい水とズルンと何か出た感覚。あ、出たと思ったら元気なオギャー。
ずっと目を閉じていたけど思わず笑顔になってしまい、その後は先生が赤ちゃんの体を出そうとしてくれるのに合わせて息を吐いて、最後に足が1本ずつ出て、まだつながってる感覚があるけど、とりあえずスッキリして「すっきりした…」とつぶやいてしまいました。先生が「48分?」と聞いて、旦那さんが確認して応えてて、それを聞きながらその時初めて時計を見ました。4時48分か…と思っていたら先生が赤ちゃんを胸に乗せてくれて、すごく安心したのを覚えています。
私は時計見る余裕がなくて知らなかったけど、とても早かったらしいです。先生に初産と思えないくらいだねと言ってもらえて、しかも傷もなくて凄く嬉しかったです。
入院中も母子共にとても経過良く過ごせました。毎回出てくるごはんも美味しいくて、入院生活中の楽しみでもありました。わからないことや困ったことがあってもすぐに誰かに聞けて、もっと不安だと思っていた入院生活はとても安心して過ごせる日々で、武田助産院を選んで本当に良かったと思います。
これからも育児でわからない事があったら頼りにしてしまうかもしれませんが、その時はまたよろしくお願いします。次回以降も武田助産院で産めるように母子共に健康に過ごせるように頑張ります。