2022月8月19日(予定日8月10日)

 長年生活していたアメリカの助産院で1人目を産み、日本へ引越してきて1か月で2人目の妊娠がわかりました。久しぶりの日本での普段の生活にもいろいろ戸惑うことがあったのに、出産のことなど何も分かりませんでした。
 ただ2人目も薬を使わず、ナチュラルにお産をしたくて、いろいろ調べました。
 病院でも自然分娩できるけれど、病院のお産は自分では想像づかず、1人目同様アットホームで一緒にお産の時助けてくれる信頼できる助産院(師)はいないかなと、千葉県内で探していたところ武田助産院のことを知り、すぐに見学へ行きました。

 まず初めて武田先生に会った時とても話しやすく、私の体のことや前回の出産の事など知ろうとしてくれていて、オープンにお話しできたことがとても好印象でした。武田先生以外のスタッフ全員もみなさん共通してとてもあたたかく親身になってくださって、武田先生の人柄でチームのみなさんも集まっているのかなと思いました。みなさんの人柄を見て即ここで産みたい! と思いまいた。

 1人目の妊娠中は特に何も問題なくアクティブにお仕事も出産予定日の1週間前まで働き、予定日に陣痛が来てスピーディーに(車で産まれそうになるアクシデントはあったものの)助産院に着いてからは10~15分で1人目誕生となりました。アメリカの助産院ならではで、産んでから4時間後には退院して家に戻りましたので、出産後の入退体験も今回初めてでした。

 2人目はまず逆子の壁にぶちあたりました。逆子が治ったのは39週入ってから、帝王切開の手術予定日の2日前でした。帝王切開の手術の日を決められた時でもここで出産できないということに諦めがつかず、武田先生に鍼を勧めていただき、ほぼ毎日鍼に通ったり、山下さんにお灸の施術をしていただいたり、ギリギリまでいろいろと助けて下さいました。
 39週の健診で赤ちゃんの頭の位置が下になったと知った時は涙が出るほど嬉しく、ここの助産院で皆さんの元、出産経験できることを本当に嬉しく安心したのを覚えています。

 2人目の子は1人目とは違って出産予定日を越えてもなかなか出て来ず、対策しながら陣痛を待ちました。
 その後5分間隔の陣痛を経験し、ようやく子宮口が8センチまで広がり、激痛の陣痛がスタートし2時間ほど経っての出産でした。
 最後のいきみの時、スタッフの方に体勢を変えたいと伝え、私のやりたい体勢でいいとおっしゃってくれ四つん這いになり、その状態で2度の陣痛で、ほぼプッシュする必要もなく重量で赤ちゃんが出てきてくれたあの感覚は初めてでした。

 初めてだったお産後の入院生活も、とても快適で先生の愛情を感じるおいしいごはんは、一番のレメディーでした。
 毎回の健診での武田先生含むスタッフのみなさんの親身な対応、優しい気づかい、妊娠中私の逆子問題の様にそういう問題を一緒にそばに寄り添って、どうにかしようとしてくれる心強さに本当に支えられました。
 そして出産中、激痛の陣痛に苦しんでいる時、体をさすってくれたり呼吸を整えてくれたり、あのチームワークにもとても支えられました。
 入院中の温かい対応、何でも話せる様にこっちがなってしまう程でした。人生の中でとても大きい出産という体験を武田助産院で経験できたこと、本当に幸せに思います。