2022年6月13日(予定日6月5日)

 今回、約2年越しで『武田助産院での出産』という願いが叶いました。
 第1子の時は、臨月になっても骨盤の痛みやお腹の『張り』、『おりもの』の量が増えるなど、出産の兆候が全くなく、陣痛が来る気配がなかったので、41週4日で「みらいウィメンズクリニック」に入院。2泊3日かかって国の規定ギリギリの41週6日で出産しました。帝王切開にならなかったので「第2子こそは」と思うことができました。

 今回は逆子も早めに治り、お灸も早い時期からガッツリ行うなど、とにかく陣痛が来てくれることを願って武田先生はじめ助産師のみなさんから多くのアドバイス、指導していただきました。
 そのお陰で、前回なかった骨盤の痛みやお腹の『張り』、ついには『おしるし』まできて大喜び! まだ産んでもいないのに気持ち的にかなり楽になりホッとしました。助産院で産める! あと数日! と心の中でカウントダウンをしながら日々を過ごしていました。

 が、『おしるし』から1週間たっても陣痛はこず、私の中で「またダメかも」と思い始めていたとき、山下先生から鍼とお灸を本格的にやっていただきました。
 「明日陣痛が来るようにやってみた」とおっしゃっていて、「そんなことが出来るの?」と思いながら次の日を迎え、特にお腹に変化もなく過ごしていました。夕方になって10分間隔で張りが来ていることに気付きましたが、痛みは少しだったので、前駆陣痛だと思っていました。
 しかし、20時50分、立ち上がった時に温かい液体が漏れ出してビックリ! 「破水だ」、「破水だ」と思いトイレで臭いを確認すると、間違いなく尿ではなかったので、先生に電話し22時半に助産院にと到着しました。
 23時の時点で5分間隔になっていましたが、痛みはさほどでもなく、笑って喋ることができていました。先生曰く、普通はもっと痛がっている人の方が多いらしく、私は痛みに強いかもとうことでした。
 ありがたい…、お部屋へ移動し、ヘラヘラしながら夫とおにぎりを2個食べ終わったころ、3分間隔にな
って痛みが強くなり、まだ喋れるなと思っていたら、痛みがどんどん進んでここからはあっという間でした。
 1時くらい? からうーうー言いながら耐えて、2時すぎに分娩室に移動。ギャーギャー言いながら日も変わった2時17分に無事出産。

 前回がクリニックの先生の指示で無痛分娩だったため、本物の痛みのお産は初めての体験。こんなに凄いんだ! こんなに大変なんだ! もの凄い達成感と充実感と何とも言えない気持ちでした。出産の瞬間は涙が出なかったのに、今書きながら涙が出てきます。
 無痛分娩の経験だけで終わらなくてよかった。痛みのある出産も経験できて本当によかったです。
 それと同時に助産師さんの存在の大きさをとても感じることができたお産でした。山下先生もそうですし、出産の時は武田先生の手と声で本当に「引っ張ってもらっている」と感じました。出産の出口まで先生の声が連れて行ってくれている感じでした! もはやゴットボイス!
 赤ちゃんが出てくる時も首にへその緒が絡んでいたそうで、それでも無事出産させていただき、とにかく助産師さんのすごさに圧倒された瞬間でもありました。こんな状態だったので涙なんか出ませんでした。達成感に充実感に助産師さんの迫力!

 第1子の時から本当にありがとうございました。もっともっと感謝の気持ちをお伝えしたいのに語彙力がなくてすみません。もし、第3子なんてことがありましたら、またよろしくお願いします。
 最後に「振り返って書く」って大事ですね! 頭で思い出すより書くと鮮明に振り返れました。ノートの存在ありがたや~。