2022年4月25日
これで最後のお産になると思うと、この和室で過ごせるのもあと2日…。次男の時から武田先生にお世話になり、YMCでは4度目のお産になます。最後はどうしても畳の部屋で、子どもたち、主人に見守られながら産みたい! と願っていました。
ベビーちゃん、ちゃんとわかって主人が休暇に入るのを待ち、お兄ちゃんたちが学校から帰って、みんなそろったところで陣痛が来ました。(えらいぞー!)
3番、4番目の時は、どんどんお産が進んだので、すぐに先生に電話! 6人みんなでいざYMCへー! の前に夕ご飯を買い込み準備OK! 到着した時、子宮口は7、8センチ。念願の念願の和室! 空いててよかったー。はじめはお布団の上でクッションを置き四つん這いの体勢で、痛みが来る度、主人の手を握り痛みを逃していました。
その間、子どもたちが代わる代わる団扇であおいでくれたり、長男はさすが気が利く! 献身的に飲み物を飲ませてくれ、洋服をとってくれ、本当に頼もしい姿に成長を感じました。
あっという間に産まれると思っていましたが、痛みを逃すことに集中していきむことを忘れていました。子どもたちも眠たい時間になり、時間も気になってこれはもう産まなきゃ! と力を入れはじめ、先生や助産師さんに「力入れるところ、あってるよー!」「ふーうん、ふーうん」と励ましの一言一言に誘導されるようにいきみ、破水したと思ったら誕生! 最後、5番目にしてはじめての痛みに呼吸が荒くなり先生に「はぁはぁたよ」と落ち着かせてもらったのを覚えています。
あの痛みは、この子とのお産の共同作業の痛み。きっと意味ある大事な感覚を味わったんだなぁとその後感じました。
お産のあと、先生に「これがこの子のお産だから」と言っていただいた一言にすごく安心して、すとんと自分の中に入りました。兄弟でも1人ひとり性格も顔も違うように、誕生するまでの物語もそれぞれなんだなぁ。そしてその全てが丸ごと愛おしく、大切な大切な人生のスタート! 通過点!
産まれて来た子の顔を見たら「恵みの子」だなぁとしみじみ感じます。お腹にいた時に考えていた名前は吹っ飛んで「恵」がいいねと家族と相談中。
5人を目指して今日まで頑張ってきましたが、今はなぜだろう、もう1人…、なんて思えてしまうのは、武田助産院と出会えたからだと断言できます。1人でも多くの方に武田先生の元での出産を感動を安心を味わってもらえたら、日本の人口、増えるだろうなぁなんて本気で毎回感じて退院して。もう、お産の話題になると熱くなり語ってやまない自分です。
本当にここで妊娠期間も含め、命の誕生を味わうことができたこと、なんて幸せな人生なんだろうと心底思っています。はぁ…きっと、また私は誰かにこの感動を伝えたくて知ってもらいたくて、熱く語ってしまうんだろうなぁ。
まだまだ、静かにこの感動にここでのゆったりとした安心感にひたっていたいけど、明日はもう家族の元に帰り、待っていてくれた主人と子どもたちに先ず「ありがとう!」って言いたい。ギューッてしよう。