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2011年11月4日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

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私の出産記

2011年11月4日

公開日:2011年12月04日(日)

お見舞いに来てくれた子どもたちが、ベッドに3人。そして入りきらず1人はベッドわきに座布団をして寝転がっている…。出産当日には出張で立ち会えなかった父が、深夜にここYMCに迎えに来ることになっているのです。

11年前長男が生まれた日のこと、その後の入院生活を、昨日のことのように覚えています。
長男のときは初めてで、かえってあまり不安がなかったのですが、子どもの数が増えていくにつれて、前回の出産と比較していろいろのことが不安に思えてしまったり、子どもたちの都合やら夫の都合を考えだすと、いつ生まれるのか、どのタイミングで産院に行けばいいのか、なんだか不安だらけになってしまった出産直前でした。
毎回、出張の多い夫の都合をおなかに言い聞かせたり、いろんな注文をおなかの子にお願いしていたのですが、今回は予定日から4日の出張と聞いたとたん、心配しながら子どもに注文つけるのではなく、夫がいなければいないでいいや、おなかの子のきたいときに生まれてくれたら…、1人で出産を満喫するのもいいかもと思ってました(密かに)。
そしたらやはり、夫のいない時にやってきてくれました。ここ2回ほどはYMC到着時に玄関で倒れこむか、階段が登れない状態でしたが、今回は落ち着いて1人で到着。久々の1人行動。身軽です。

それから3時間少し、和室で智子先生、菅谷助産師さんのマッサージ(プロの技です)を受けつつ、痛みを感じ、子どもの動き、自分の身体の変化とむきあいつつ、今までのドタバタとはちがった、静かな波のような時間を過ごせたのです。
4回目にして初めての経験でした。分娩台に移動したら、3分ぐらいで産まれてきてくれて、やはり私らしい少々ドタバタ感はありましたが、あの時間はとてもありがたい時間だったように思えます。

今回、妊娠が分かってすぐに震災や原発事故があり、つわりの中余震がづいていて、不安で絶望的な気持ち何度なったことか。
その中でもこの子は小さな命を輝かし続けてくれて、そして生まれてきてくれました。これからも強くたくましく育ってほしいです。そのために、父も母も君たち4人を守っていくよと思ってています。