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2012年5月25日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

私の出産記

2012年5月25日

公開日:2012年10月07日(日)

妊娠中はとにかく早産にならないように、検診のたびに「まだ産まないでよ!」と言われて、絶対に37週まではもたせないと、と思っていました。
先生方の必死の声が聞こえていたのか、次男はちゃんと言いつけを守り、37週をぎりぎり超えて生まれてきました。

明け方4時頃、布団の中でいつもと違う痛みがきた。もしかして陣痛かな?と思い、時間をつけていましたが、あまりにも間隔が短いので主人を起こし、「陣痛かも」と言うと「産まれそう?」と、目をキラッとさせていました。

産院につくと武田先生に「朝ごはん食べた?」「食べる?」と聞かれ、私は大きな声で「食べます」と答えると、先生は「おっかしいなー、みなこのタイミングでは食べないって言うのになー」とおっしゃりながら、急いでご飯を炊き、朝食を作ってくださいました。
先生は産後までナゾだったようですが、私は今回の出産も上の2人の子と同じように、1日かかると思っていたので空腹では乗り切れないと思っていました。結局トマトサラダとかぼちゃを少ししか食べられず、残りは母のお腹に収まりましたが…。それからは陣痛が波のようにどんどんと押し寄せ、菅谷さんと母に一生懸命さすってもらいました。痛みはさらにどんどん増してきて「アー。イタイ!」と断末魔の叫び声をあげながら、ベッドの後ろに倒れてしまいましたが、ちょうど菅谷先生が、身体の後ろに回り身体をさすってくださろうとするところだったようで、私は先生をありえない力で押しつぶしてしまいました。(スミマセン)

母が大きな私の体を菅谷先生から引き離そうと、必死で私を引っ張っていたようですが、すっかり意識が飛んでしまいました。
そんななかやってきた武田先生、大笑いの声、先生の声が「アー、ハッハッハ、ヒー」と聞こえ、意識が戻り菅谷先生が下敷きになっていることにやっと気が付きました。
武田先生によると、菅谷先生はそんななかでも、しっかり私のお尻を抑えていてくださったそうです。やっぱりスゴイなと思いました。

その時すでに赤ちゃんの頭が少し出て来ていたようで、武田先生の「分娩室に行く?」の声、もう何が何だか分からないうちに、先生方に抱えられて歩いて分娩室へ、「ホラッ、しっかり歩け!」「しっかり登れ!」と言われながら、なんとか分娩台へ。
それから何と10分後、最後の陣痛とともにいっきに赤ちゃんが産まれました。本当に『ドサッー』と、いっきにご対面というかんじてした。でも、本当に感動して、先生方に抱きつき、赤ちゃんを抱きながら「うそみたい。うそみたい」と、何度も言っていました。

陣痛の時はあまりの痛さに「もうイヤだ。誰か代わってー」と情けないことも思いましたが、赤ちゃんが生まれおちた時の感動は、何度お産をしても「二度とない、かけがえのないもの」との思いがあります。