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2013年4月6日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

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私の出産記

2013年4月6日

公開日:2013年11月12日(火)

長女のマタニティライフは、仕事で営業をしていたなかでの妊娠だったことと、つわりも食べづわりで寝込むことがなかったので、淡々と10カ月が過ぎ気が付けば育休、産休へ突入していました。出産も、自宅から近く口コミ等で良さそうな所…と選んだ産婦人科で、出産、入院と過ごし、その都度出産や子育てについて感じることもありました。

今回2人目を妊娠した際、育児中で専業主婦だったこともあり、長女の時に淡々と過ぎていったマタニティライフは、より身近なことに思えて皆どんな想いで出産しているんだろう…と調べたりしました。
産婦人科選びから、出産方法や、バースプラン(この言葉すら知りませんでした)色んな想いで決められてるんだーと知って、ようやく自分はどうしたい?と思うようになりました。

「長女と一緒に入院したい」ということがまず第一で、自宅から近くで検索をして出会ったのがYMCでした。HPでの出産者の声を読んで(それを今こうして書いているのが不思議です)「自分で産む!」という意識をもったお産っていいな~と思い、すぐに夫に相談したところ、快諾。転院することにしました。

見学に家族で訪れた際、夫も私も先生の人柄の良さとサバサバしたところがすごく心地よく、すぐに決めました。(長女の病院では、男性の医者が、事務的に検診してくれるところで、夫も私も聞きたいことが聞けなかったり、ちょっとした一言に傷付いたりしました)
転院してすぐ、逆子になってしまい、先生に言われた通りお灸や足腰の温めや、体操などして、34週で頭が下になっていた時は、先生が神様に思えました。
ところが、その後切迫早産で薬を飲み安静生活を送ることになり、YMCで産むことができる37週の壁へ向けてカウントダウンの毎日でした。

37週を超えると、欲が出てきて長女と2学年差にしたい一心で、4月2日を超えたいと先生に相談し、動き始めるタイミングや、内診を一週遅らせてもらうなど、本当に個々の要望を受け止めてくださることに毎回感動していました。
そして4月2日を超え…
4月3日にずっと我慢していた焼肉を食べに行きました。長女は焼肉の翌日に産まれたのでずっと控えていました。
4月4日、胃が痛い…動けない痛みで、油にやられたかなー、それとも陣痛?と思っていたのですが、焼肉ジンクスの淡い期待が外れちょっと落胆。

4月5日、変わらず胃が痛い、頭が痛い、とにかく眠い…。夜帰宅した夫に体調不良を告げると陣痛じゃないかと言われ、様子をみていると不規則。お産が近い予感はしたので、シャワーへ…おしるし。
午後11時、先生へ電話すると「10分間隔で再度電話して」と言われ、間隔を測りはじめると、5~7分間隔にすぐなり夫と寝ている娘と共にこんな時間に申し訳ないねーなんて話しながらYMCへ向かいました。
午前1時頃到着すると、いつもと変わらず元気な先生の声がして、一気にホッとしたのを覚えています。この時子宮口は5センチ開。
そこからは爆睡する娘と夫の横で、先生や菅谷さんにずっと腰などをマッサージしていただき、耐える耐える…。午前4時頃内診のため分娩台へ昇るとまだ8センチ。ここからは本当に苦しくって、先生がもってきて下さったクッションも「嫌―」と突き返してしまったり、痛いーと叫んでみたり、自分の獣姿を思い返して恥ずかしくなりますが、先生の「ふーうん」の掛け声と、菅谷さんの「赤ちゃんも頑張ってるよー」の言葉と、たたき起こしてもらった夫の手を握って、四つん這いの姿勢で出産しました!

夫はその姿勢での出産におどろいていましたが、私もおどろきました。
長女の時を思い返し、分娩台では仰向けで…というのが当たり前と思っていましたが、私は仰向けよりも四つん這いの方がはるかに楽だったのです。個々の楽な方、いきみやすい型を先生たちが全力でサポートして下さり、出産できるっていうのは、素晴らしいことですね!
赤ちゃんの頭が一番下におさまる感じ、いきむと同時に外に出てくる感覚(1回出かけて引っ込んだのも分かりました)、最後に肩がつっかえてしまい、もう1回いきんでーと言われて体が出た感覚、痛かったはずなのに、心地よい感覚として記憶に残っています。
長女の時にはカンガルーケアもさせてもらえず、あかちゃんとほっぺを合わせただけでしたが、今回はへその緒がついたまま抱っこ→夫がへその緒を切る→家族写真→胎盤とへその緒を触らせてもらう…と出産の全てを見届けられた様な充実した気持ちでいっぱいです。

産後も、生後1日目、2日目の赤ちゃんの様子を自分の目で見ることができて大満足です。(羊水を吐くというのも知りませんでした)
助産院での出産は、何かきっかけがないと、そもそも助産院と出会うことも無いと思います。でも、子供を産むことはすごくナチュラルで、親子の大切な共同作業だと改めて思ったので、周りで出産する友人等に助産院を勧めたいと思います。
「お産はもっとシンプルなものなんだ!」これが私の今回の感想です。