2017年7月29日
心の中では、助産院で出産したいと思いつつ、自宅近くには出産できるところはなく、インターネットで探してもほとんど情報がない。武田助産院のHPを見て、ものすごーく気にはなっていたけれど、距離的に無理だろう、とあきらめていました。そんな矢先、健診に通う病院の信頼していた先生が辞めてしまうことがわかり… 慌てて出産先を再検討。 上の子もいて、頼れる実家も親や身内がいないので、親子入院できるところ、という条件でいくつか行院を見に行ったり、電話してみたり。評判が良いところは、もう予約がいっぱいと断られたり。そんな中、武田助産院が気になっている私に気づき、旦那さんが「とにかく気になるところは全部行ってみた方が良い」と後押ししてくれ、緊張しつつこちらに電話しました。すると素のまんまの武田先生が出られ「はい、じゃあ一度見に来て！ ダンナも一緒の方がいいでしょ！ いつでもいいから日程決まったら連絡ちょーだい」と。 とにかくその２日後に家族３人で見学しました。とても静かで清潔感があり、先生は気さくで、なんとなく肝っ玉母さん、って印象で、よし！ ここに決めた！ と思いました。
そして今、本当にここで出産できて良かった、と心底感じています。 肝っ玉母さんの武田先生は、大胆さはあるけれど、とてもキメ細かい繊細な女性で、本当に素敵な方です。私の中での憧れの女性リストに追加されました。笑 また、ここに関わるどのスタッフの方も笑顔が素敵で、活き活きとお仕事されているのが、こちらも心地よく安心感があり、女性として見習うことがたくさんあります。 肝心な出産はというと… 産前、私の周囲のほぼ８～９割のママ達が、口を揃えて２人目は楽だよー、私は３時間だった。と言ってました。本当か？ いや、そんなはずはない… と思っていた通り、やっぱり私はすごーく時間がかかりました。とにかく子宮口が５センチ開くまでの長さと言ったら… 先生も途中「ウソだろ」と。それでも、付き添ってくれていた菅谷さん、助産師学校のすずきさんが腰をさすってくれたり… とにかく言わなくても私の体がわかっているように、的確に「ここ！」というところをさわってくれ、力加減も丁度よくタイミングもバッチリで、不快感も不安感もなく過ごせました。
更には、菅谷さんの優しい静かな声で、「いいぞーいいぞー」「そうだそうだ」とささやいてくれることで、あ、これで良いんだな、大丈夫なんだな、と自信が持てました。子宮口５センチ開いてからは、あれよあれよという間に進んでいき、パパと長男も立ち会うことができ、みーんなに見守られ支えられ、本当に幸せなお産ができました。本当にありがとうございました。 産後は、休憩を第一に考え、先生始めスタッフの皆様、つかず離れずの程よい距離感で見守ってくださり、感謝です。 そして、何よりも産後のことをとても考えてくださり、体も自宅に戻ってから、より良い状態でいられるよう配慮してくださってありがたかったです。
こんな助産院がもっともっと増えて、出産する女性がもっと喜びに満ちて、子育てのスタートをよりよい状態で迎えられるようになったら良いな…と、思います。私の周りでも、助産院？ 病院とはどう違うの？ 大丈夫なの？ と言う方も多くいます。でも、助産院の経験者は、この良さをわかっています。 無事に出産するには、努力も自分の体に目を向けてあげることも大切です。だからこそ、産後も健康に楽しい子育てができるのでしょう。 最後につい頭でっかち、こうするべき、ああするべき… とクソまじめになりすぎてしまう私に「いい（良い）加減」を教えてくださってありがとうございます。焦らず、その時々の状況を見つつ、気軽にやりたいです。
