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2012年6月26日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

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私の出産記

2012年6月26日

公開日:2013年06月27日(木)

私がYMCで出産をしようと思っていたのは、私にここを紹介してくれた友達も、こちらで子どもを3人産んでいました。初めて見学に来たときも、診察室の兄弟がたくさんの家族の年賀状や、小さい子どもを連れてきている妊婦さんをみて、ここは出産してもすぐにまた子どもを、産みたくなる所なんだろうなと、感じたことからでした。
私は自分が3人姉妹ということもあり、子どもは3人ほしいと思っていましたが、1人目の里帰り先での総合病院の出産は、また産みたいと思えるようなものではなかったので、一人っ子でもいいかなと思えるようになっていました。

今回、この子を授かることができたときに、そのまたつぎにもう1人産んでもいいと思えるお産がしたかったので、こちらにお世話になることに決めました。
…が、最初の頃の健診では、行くたびに足が冷たい、お腹が冷たい、体重が増え過ぎと注意されることばかりで、へこみました。でも、ここで産むには改善しなくてはと、腹帯、ほっかいろ、お灸、根菜を食べる等、先生に言われるがままにがんばりました。おかげてお腹以外は妊娠前より痩せたような…。

お腹の中では順調に育ち、あっという間に37週。先生からは「もう、いつ産んでも大丈夫」といってもらえました。主人は夜勤が多く、小学生の娘と二人きりの時に「陣痛とか始まっちゃったらどうしようか」と、ひそかに「まだ、産まれないでね」とお腹にお願いしていました。
38週過ぎ、実家から母が手伝いに来てくれて、予定日から主人が長期のお休みをとっていて、もういつ産まれてもいいというのに、お腹の中で元気に動いていて、まだまだ産まれてくる気がなさそうでした。
1人目は41週でも産まれる気配はなく、促進剤を使っての分娩だったので、遅れるかなとも思っていましたが、8年あいだが空いているとはいえ、2人目なので「今回は、予定日で!」と、家中ぞうきんがけをし、階段の上り下り30往復、スクワットに焼き肉と、陣痛がきそうなことをいろいろやってみましたが、予定日には『おしるし』らしきものがあったものの、そのほかは何の変化もなく…。
お姉ちゃんが楽しみにしていた校外学習の日、お弁当を作っている忙しいときに、お腹が痛い。陣痛チェッカーというアプリで陣痛を測っていくと、7分だったり、5分だったり、鮮血のおりものがあったので5時に電話をしたら「6時半頃に来るように」とのことで、そのまま入院になりました。
 内診してもらうと子宮口は開いていないし、赤ちゃんも降りてきていなくてがっかり。間隔は短いものの痛みも弱く、お昼を食べに外出。そのときは5分間だったので外食は無理、家に帰ってご飯を食べました。
お腹いっぱいになってお昼寝。起きたら痛みはどこかにいってしまいました。とりあえずYMCに戻り、内診しても今朝と変わらず。また、家に帰りゆっくり風呂に入り、夕食を食べると7分間隔。しかも、朝とはちがった強い痛み。夜7時にまたYMCへ。
部屋で痛みに耐えていると「吐くことに集中して」と教えてもらい、思い切って吐いてみたらみるみる5分、3分と間隔が短くなり分娩室へ。本当に息を吐くことで進むんだと思い、早く痛いのを終わりにしたくて、その後はただひたすらに息を吐くことに集中しました。
それから3時間ほどで3704グラムの赤ちゃんが誕生しました。見せてもらった胎盤は、普通真ん中から出ているはずの血管が、すごくはじっこの方から出ていました。この胎盤でこんなにも大きく育ってくれ、お腹の中ですごく動いていたのに、へその緒に絡まることもなく、無事に産まれてくれたことは何一つ普通ではなく、本当にすごいことなのだと感じました。