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2012年2月2日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

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私の出産記

2012年2月2日

公開日:2012年04月20日(金)

私は医療関係者です。1人目は勤務していた大学病院で出産しました。職場の人たちに支えられ、夫立ち合いでわがままなお産をさせてもらえて、楽しかったことを覚えています。
念願の2人目を授かったのですが、どこでお産しようと悩んでいました。自宅出産もいいなあと思い、1つ先輩だった菅谷さん(ごぶさたしてしまって、実は電話するのに勇気いりました)に、相談させていただきました。
前回GBS+だったこと、家から1時間以内で来れるなら、ということからYMCを紹介していただき、いざ来てみて即気に入りました。

『さらし』がこんなにいいものなんだと、今回の妊娠で初めて実感しました。保温とか腰を支えてくれるとか、お腹も張らずに楽とか…、だから昔からあるんだなあーと思いました。
お腹の子は途中から小さめで経過していたので、武田先生からはいつも「予定日までもたせて」と、いつもお願いされていました。が、2月2日の健診後、YMCのトイレで『おしるし』が。素人のように先生に報告し、とりあえず帰る方向へ。
その日は夫は仕事で甲府にいっており「今日は産まないで」と、言われていました。長女は保育所でインフルエンザ流行ってきたので、うつされないよう保育所お休みして、一緒に健診に来ていました。
自宅で張りが少しづつ増えてきて15分くらい。落ち着かずに痛みの合間に入院の荷物の整理したり、食べないかもしれない夕食の準備をしました。保育所のお迎えがないのは幸いでした。

甲府の夫に直帰してもらうよう電話したけど、早くて18時半に自宅と。17時頃YMCへ「10分ごとくらいです」と連絡して、しばらくすると菅谷さんから電話がかかってきました。
YMCに向かう車に揺られ陣痛も強くなりましたが、GPS+のため点滴をしていると、さらに陣痛間隔が短くなっていくのがわかりました。痛みの早さに30分ぐらい遅れて到着した夫もびっくりしていました。
四つん這いで大きなクッションにもたれかかっていると、少し楽でした。武田先生のフーフーに合わせて、がんばって呼吸してました。「また、フーフーだよー」と言われるけれど、力が入ってしまい口では「痛い痛い、ムリムリー」と言っていました。
武田先生の腰のツボ押しが的確な場所で「気持ちいい―」と思いながらも「やっぱり、痛いー」そういえば内診全然していないけど、助産院ってそういうもの。途中で「パンツ脱ぐよ~」と言われ「分娩の準備している様子だから、そろそろ産まれるの、近いことだよねー」とか、専門的なことと、素人的なことを自分でいいように解釈していました。

「破水していないけど、いいのー?」と思っていると「被膜児で産むから」と。「へー、そうなんだ」と思い「力入れていいよ」と言われ、嬉しかったです。仰臥位では味わえない自然ないきみ感覚であり、頭が出た時はなんだかすごく気持ちよかったです。
へその緒がつながれたままのカンガルーケアはとっても幸せでした。夫もへその緒を切らせてもらい、満足そうな顔をしていました。
ドキドキの体重測定。「えー、小ちゃい。2158グラム!もう1回、同じかー。どうしよう。元気なんだけどねー」と武田先生の声が聞こえて…。結局女子医に搬送されることになりました。産まれて初めて乗る車が、救急車なんて、ちょっとさみしいけど…。念のためだからと思うことにしました。

お産の場にいた長女は私が「痛い、痛い」と言っていた時は、硬直していたけど産まれてからは、ベビーのお着替えのようすを見たりしていました。ぺビーが搬送されて、お父さんも手続きに行ってしまい、残されたので「さみしい」と泣いていました。「優しいお姉ちゃん」と、私もキュンとなりました。
翌日には「ちいさくうまれちゃいましたけど、いっぱいごはんをたべておおきくなってね。おねえちゃんより」と手紙を書いていて、これまた私は感動してしまいました。その晩は長女と2人でベッドに寝ました。
ベビーからお姉ちゃんに甘えていいよというご褒美たったのかもしれません。