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2012年1月20日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

私の出産記

2012年1月20日

公開日:2012年03月28日(水)

4人目にして初めてこちらでお世話になりました。「自分が産んでいる」ということを最も実感できた、大満足の出産をすることでができました。
何度経験しても産むのは本当に痛かった…、けれど出産の痛みすら味わえたと感じるぐらい、終わってしまえば気持ちいい出産でした。

4人目の出産 本当はすごく、今までで一番不安でした。兄たち3人は貧血にはなったものの、経過はよく産まれる直前まで元気に動き回っていたのですが、今回は自分の仕事も忙しく、夫も出張ばかりで不在。
元気な息子たち3人の相手をしながら、おなかの赤ちゃんに思いをはせることを、ほとんどできない日々でした。
張りやすく、張り止め薬を飲みつつ安静生活を送ることになったり、逆子になったり、周りからは「4人目で、ベテランだから余裕だね」と言われるものの、私自身は今までと違う妊娠経過で、不安がつのり今までの出産の痛みを思い出し、予定日が近づくにつれてどんどん不安になりました。
検診で武田先生に「私、今回が一番不安で、出産が怖いんです」と打ち明けると、先生はその気持ちを「そうね。いろいろあったから余計ね。でも絶対、大丈夫だから!」ときちんと受け止めてくれ、本当に心強かったです。
元気な子を、しっかり産むしかないと、腹をくくった瞬間でした。

4人目にして、夫が初めて出産前後にまとまった休みをとってくれることになり、もういつ出てきてもいいよ~と、お腹に語りかけたのが、1月19日。最後の検診日。「もういつ産まれてもいいね」と武田先生。
午前中の検診を終え、夫と一緒に昼間から散歩をするなんて、何年ぶりなんだろう…、と思いながら。お兄ちゃんたち20日産まれが続いているから、やっぱり明日の20日ねらいで生まれてきてくれるかなーと話しているのを、ずっとお腹で聞いていたのでしょうか?
19日の夕方、小学生と保育園の兄たちが帰ってきた頃から、不定期ながらも15~10分間隔の陣痛があり、このまま本陣痛になるのかな…と夕食は家族5人で最後の焼肉屋へ。15分間隔からなかなか進まないので、今夜はないかなあ明日の朝までもつだろうと思っていた。
陣痛が深夜になって急に進み、申し訳ないと思いつつ20日午前2時武田先生に電話、夫を起こしYMCへ。

兄2人は「眠いから寝て待っている」3歳の末っ子を連れて行ったのですが、これが本当に良かった。深夜にもかかわらず目を輝かせてもうすぐ兄になる興奮からか、よくしゃべる。おかげてYMCに着いたころには3分間隔で、陣痛のくるしいさなかも武田先生と菅谷さんの的を射たマッサージ、(そう、そこなの。押してほしいところ!)と、末っ子のにぎやかなおしゃべりと笑顔に癒されパニックにならずに済みました。
分娩台に上がってからも、赤ちゃんの動きが感じられ、痛みはあるけれどその陣痛の合間はリラックスとして、赤ちゃんに意識を集中し一緒に産んでいる、協力している、という不思議な感覚を得ることができました。
そして誕生、へその緒がついた赤ちゃんを自分の胸で抱いて、性別を確認して「また男の子」と言いながらも、出産の喜びで笑いが止まらずでした。

あれほど不安に思っていた出産だったのに、ずっと側で体に触れ、優しく寄り添ってくれた武田先生と菅谷助産師、分娩台に上がってからは肩をマッサージしたり、手を握って励ましたくれた夫。
そして笑顔で励ましてくれたちいちゃな兄ちゃん、皆に見守られて本当に満足な出産でした。
でも、やっぱり…今思えば眠くても上2人の兄たちにも、立ち合ってもらいたかったな。