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2014年9月8日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

私の出産記

2014年9月8日

公開日:2015年06月24日(水)

初めて妊娠が分かった時、「自宅で産みたいなぁっ」て思っていました。そこで菅谷さんに相談したものの、胞状奇胎に…治療も辛かったけど、2回目の念願の妊娠。心拍数が確認できても、エコーで大きくなる姿を見ても、ずっと不安はありました。前回のこともあり、何となく自宅は…との思いで、また菅谷さんに相談。武田先生にお世話になることを決めました。
妊娠の経過等、なんとなく知識はあり(今思うと、これがよくなかったのかも…と)こちらでの健診で逆子だから次までに治してきて! と言われ、自分でこの時期どうにかなるものか? と思いました。そして次の健診では頭位に…ホッとしたのもこの時だけ、その健診以降ずーっと逆子ちゃん。30週頃までには、どうにかなるさ、と心のどこかにあったのかも…。
でも、助産院で自然分娩をしたい、分娩台はイヤ、医療行為はイヤ…、との思いがあり、言われることはすべてやったつもりです。体を温める、食事の内容、お灸、整体? でも体づくりは難しかった。今までの生活は見直すことはできたものの、本当に十分できたかと言われるとそうではなかったかも…。
あとは、やっぱり仕事かな…、妊娠中『逆子』ということ以外、大きな問題もなく過ごすことができました。そのせい? もあって、そのおかげで産休に入る34週まで夜勤はないものの、しっかり仕事をすることができました。やっぱり仕事をしていると、動かざるをえない時があったりして、家に帰るとお腹が張って「あーっ」て思う日々もあったけど…、先生から仕事は行かなくても、どうにでもなるから! と言われでも、職場に強く言えず、働いてしまった。
34週に入ってからは、仕事のことを考えなくてもいい…、やっぱりストレスだったのかも…、と思うことも。今まで何一つ準備をしていなかった、分娩や産後の準備を開始。何となく赤ちゃんのもの、入院の準備をして(全然十分にできていないけど…)これから部屋の掃除をしたり…、夫と2人の思い出つくろう…と思っていた矢先。
36週に入った夜、横になってテレビを見て、体の向きをごろっと変えた時、ジャッと温かいものが…。「あっ」と思い尿モレであってくれと願いつつトイレへ。「あー、あっあー」とりあえずナプキンをあて、ウロウロ。「あっ、やっぱり」と何度もトイレへ…、逆子、36週、破水…、「あーっ」といろんなことが頭の中を…まずは、夫に電話、母に電話。病院に…と思いつつ、シャワーは無理だから頭を洗った。(笑)
荷物を整理しつつ、病院か…、電話すると、やっぱり言われた。「逆子ちゃんなんだよね、36週だねー。」今では、逆子で経膣分娩させてくれる施設はほとんどなく、助産院では産めないため、武田先生がみらいの先生にお願いしてくれて、条件がそろえば経膣分娩トライさせてくれるとのこと。
みらいでの検診も2回だけ。3回目が入院なんて…といろいろな不安の中、1時間かけてみらいへ。動くたびに流れる羊水。絶対破水だ…と思いつつ、長引く入院を思いコンビニ寄って到着。
ちはら先生からリスクや条件について何度も確認された。私の中では、逆子でも下から産みたい! という思いは変わらず入院となった。36週1日、まだ急いで分娩する必要はないからできるだけお腹にいてもらおう、とのこと。しかし、陣痛が…そのため、いつ帝王切開になってもいいように背中から麻酔の管を入れる。
そのため食事はとれず、水分も少量にしておいてと。陣痛も経験したいし、まだまだこんなものじゃない、との思いから麻酔を入れてもらうタイミングが分からず、痛がる私を夫が見て「それって、痛いでしょ」と先生に麻酔を入れてもらった。
日が変わった朝の内診で先生の顔がくもった…「2センチないくらい。お尻じゃなくて足も触れる」とのこと(もうムリか…帝王切開かと思った)。20分程、先生の沈黙が続く「帝王切開の方がいいと思うんだけど…どうですか?」どうですかってことは、下からまだ望みがあるの? と思い「まだ下からトライできるなら、下から産みたいです」と伝えると、また考え込みゆっくり話だし、バルーンを入れて下がってこない様にして、アトニンで陣痛つけます、とのこと。
「できることがあるなら」とお願いした。お昼頃にその処置を行い、食事はずーっと摂ってないないうえに、オペ室でベッドの上で横になる。体中が痛くて、ある意味辛かった、長かった…。15時頃4センチ、16時頃5センチ、院長先生が初めて笑った「お尻が下がってる。進んできちゃったね」すごくうれしかった。下から産める!
一度、麻酔の薬を入れても全然効かず念願? の陣痛も経験し、ずーっとずーっと夫がサポートしてくれました。進みだしたら早いのか8センチ全開と。みらいでの分娩が決まった時、「武田先生が私も付き添うから」との言葉に武田先生に電話、すぐに来てくれた。
オペ室で仰臥位での分娩。ちはら先生の分娩介助。でも、自分の隣には武田先生がいてくれて、不安になると夫の顔を見て笑顔になれた。痛みとか、不安とか、たくさんあったけどものすごい楽しい分娩体験でした。ベビちゃんの頭が出るまで安心はできなくて、最後、引っ張られ、押されしたけど「産んだ!」という感覚、とーっても幸せでした。自然と涙があふれ、夫を見ると夫の目にも涙。一緒に頑張った、2人だけじゃなくいろいろな人達に支えて頂いた妊娠・分娩でした。
みらいのスタッフの方もみなさん優しく、初めて会う方ばかりなのに幸せな時間をすごさせて頂きました。ちはら先生、本当にありがとうございました。開院して3年のみらいで、初産婦・初逆子の経膣分娩! やったー!
無事出産した後、武田先生より「戻って来る?」の一言に「いいのー?」と。そして1日目、YMCに到着すると「おかえりー」と言って下さり、本当にうれしかったです。今もYMCを選んでよかった、心からそう思います。出産したのはみらいだけど、みらいでよかった。ちはら先生でよかった。逆子でよかった、36週で破水してよかった、とさえ思います。
この子に弟か妹を作ってあげたいので、次の妊娠の時もぜひYMCでお世話になりたいと思います。