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2015年4月30日 - 千葉で安心の出産をするなら武田助産院

tel:047-488-0311

私の出産記

2015年4月30日

公開日:2016年01月27日(水)

2人目を妊娠し、1人目の時に健診で通っていた近場の産婦人科で出産を希望していたのですが、そこがお産を辞めてしまったと言うので、改めて出産できる病院探しを始めた時に、以前YMCで出産した知人が「助産院いいよ」と言っていたのを思い出して助産院を考えるようになりました。
私の家からは近くにお産のできる助産院はなく、YMCはちょっと距離があったので悩みましたが、主人の職場の近くであったこと、来てみるとそんなに遠くないこと(車で35分)、見学したときの先生の人柄、アットホームな雰囲気、上の子を連れて健診に来ても待つことなく、待ったとしても待合室で遊べること、フリースタイル分娩など、魅力だなと思う要素がたくさんあったので、こちらでお世話になることを決めました。

1人目の時は、35週で破水し、大きな病院に運ばれて誘発されて36週で出産となったため、今回も早いかも、助産院では37週以上で普通分娩でないと産めない、というのがあったので9か月に入った頃からはドキドキしっぱなしでした。みらいクリニックでの健診で35、36週は自宅安静と言われ、静かに過ごし、37週に入ってからは普通の生活に戻して陣痛が来るのを待ちました。
周りからも自分でも「2人目は早く産まれる」と思い込んでいただけに、なかなか陣痛が来なくて39週の健診まで来てしまいちょっと焦りました。内診では「子宮口は柔らかく3センチぐらい開いている。産気付いたらするっと産まれるよ」と言われていたのに、まだかなぁ、本当に産まれるのかなあ、とだんだん不安になってきました。そしてついに予定日を過ぎ、踏み台昇降とウォーキングを毎日するはめに。運動はもともと嫌いではないにしても大きなお腹、重たい身体で動くのはかなりしんどく「早く出ておいで」と話しかけながら動き続けましたが、動いている時に痛みや張りはあっても陣痛にはつながらず「あー、また新しい朝が来た」と思う日々をただ繰り返すばかりでした。

予定日を7日過ぎた朝、ヨガを40分、踏み台昇降100回して朝食の支度をしていた時、いつもと違う痛みが少し続きました。トイレに行ってみるとおしるしらしき出血が。そして午前10時ぐらいから1時間おきの痛みと出血が続き、痛みの間隔は1時間のままでしたが、夕方YMCに電話して午後8時に到着、その時はちょうど15分間隔の痛みでした。「29日の誕生日になるかも」と菅谷さんに言われて赤ちゃんとの対面を楽しみにしていましたが、陣痛の間隔は狭まらず日付をまたぎ、そこからが長かった…。
5分間隔の痛みに約12時間苦しみました…。

30日お昼頃に内診してもらった時、もう心が折れそうになって散々苦しんだにせよ、促進や麻酔での出産もちらっとよぎりましたが、先生が「いきんでごらん」と言うのでやってみると「もうそこまで赤ちゃんが下りてきてるから、5分間隔のまま産んでしまおう」と。まさかのそのままお産となりました。お産の体勢に入ってからは、先生のお話だと1分間隔であれば30分くらいで産まれたけど、5分間隔だったのでちょっとかかってしまい1時間半くらいかかったと思います。
経産婦にもかかわらず、予定日8日過ぎ、分娩時間15時間と想定外過ぎる2人目出産となりました。私の場合、極度の「痛がり体質」と言うのが今回のお産を長引かせてしまった原因だったようです。「身体はいつでも出産できる準備ができているのに、気持ちが痛みや恐怖心でいっぱいで、赤ちゃんとタイミングを合わせられなかった」先生にそう言われて納得しました。私が苦しんだ分、早く出てきたかった赤ちゃんも辛かったんだろうなと、ちょっと申し訳ないことをしてしまった気分でした。

この長期戦、夜中ずっと身体をさすってくださった菅谷さんと武田先生には本当に感謝します。痛い時、側にいてくださっただけで心強かったです。お産の誘導もいきみ方もすごくわかりやすくて本当にここで産めてよかったです。もう年齢的に3人目はないと思いますが、今回のお産で学んだことを教訓に、自分自身と家族と向き合っていきたいと思います。